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池袋晶葉「世のため人のため雪美のためペロのため」

2018/ 11/ 09
  • タグ:池袋晶葉 佐城雪美 双葉杏 三村かな子 緒方智絵里 宮本フレデリカ 美城常務 ◆5AkoLefT7E ◆i/Ay6sgovU

  •                  
    シンデレラガールズ 目次

    1 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:43:02.11 ID:VLZY80S10


    前作
    池袋晶葉「世のため人のため雪美のため」




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    2 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:43:30.40 ID:VLZY80S10


    ―――――プロダクション内・晶葉ラボ―――――


    池袋晶葉「もしもし、ああ、私だ。完成したぞ」

    晶葉「ああ……、確かに。だが、もう一度確認するが……」

    晶葉「棚を10個と机を10個でいいんだな? ホントに? 聞き間違いではなく?」

    晶葉「まあ、それでいいならいいんだが……。いったいどういう意味が……?」

    晶葉「ああ、ちひろに……。またプレゼント……ということか? ……なるほど、祭壇を作るのか」

    晶葉「……」

    晶葉「祭壇!?」

    晶葉「い、いや、まあいいさ、時間が空いたら取りに来てくれ」

    晶葉「では切るぞ……ああ、気にするな……お疲れ様」
    ガチャ

    晶葉「???」


                

    3 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:44:09.25 ID:VLZY80S10


    晶葉「まあいいか……」

    晶葉「さて、少し休憩でも……」

    ガチャ

    晶葉「? 誰だ? 入るならノックくらい……」チラッ

    晶葉「って、誰もいない……?」

    晶葉「……オカルトの類は専門外なんだが」

    ニャー

    晶葉「え?」

    ペロ「にゃー」

    晶葉「おおう!?」ビクゥ

    ペロ「にゃー……」

    晶葉「な、なんだ、ペロだったのか、驚かせないでくれ……」

    ペロ「……」フッ

    晶葉「鼻で笑わなかったか!?」


    4 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:45:00.78 ID:VLZY80S10


    晶葉「今日は雪美は一緒じゃないのか?」

    晶葉「……なんて、猫に聞いても仕方が」

    「ここに……いるよ……?」

    晶葉「!?!?」

    「気づいて……ないの……?」

    晶葉「え!? まさか、もう室内に!?」キョロキョロ

    佐城雪美「こんにちは……」ガチャ トコトコ

    晶葉「普通にドアの前にいただけか!!! なんでちょっと意味深なセリフを言ったんだ!!!」


    5 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:45:55.01 ID:VLZY80S10


    雪美「晶葉に……相談したい……」

    晶葉「私に? どうかしたのか」

    雪美「この子の……ことで……」

    ペロ「にゃー」

    晶葉「ほう ……動物はあまり詳しくはないが」

    雪美「晶葉は……ペロの言葉、わかる……?」

    晶葉「いや……、すまないが、よくわからないな。雪美はわかるんだったか」

    雪美「愚問」

    晶葉「どうした」


    6 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:46:22.07 ID:VLZY80S10


    雪美「みんな……ペロの言葉……わからないって……」

    晶葉「それは、まあ、仕方ないんじゃないか?」

    雪美「でも……わかれば……もっとみんな……ペロと仲良くできる……」

    晶葉「なるほど……」

    雪美「だから……翻訳機、作ってほしい……」

    晶葉「ええ……!?」


    7 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:47:15.17 ID:VLZY80S10


    晶葉「いや、作るも何も、そもそも私が理解できてないんだから……」

    雪美「大丈夫……、名前は決まってる……!」

    晶葉「は?」

    雪美「“ペロリンガル”……!」

    晶葉「見切り発車もいいとこじゃないか」


    8 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:48:18.38 ID:VLZY80S10


    雪美「どうしても……無理……?」シュン

    晶葉「う……」

    雪美「むーりぃー……?」

    晶葉「他人の台詞を取るのはよくない」

    雪美「ボンバー……!」

    晶葉「よりによって!?」


    9 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:49:45.10 ID:VLZY80S10


    晶葉「それじゃあ、こういうのはどうだ?」

    雪美「?」

    晶葉「ペロの首に、小型のマイクとスピーカーを着けておく。それで、別室で雪美は待機をして、スピーカーから副音声のように通訳を流すんだ」

    雪美「おお……! 作れる……?」

    晶葉「もちろん! マイクとスピーカーくらいなら、明日にでもできるぞ」

    晶葉「ただ、カメラをつける余裕はないから、ペロが誰と話しているかは、声を聴いて判断するしかないな」

    雪美「大丈夫……!」

    晶葉「そうか。 あ、せっかくだから、声色を変えるか? 雪美の声がそのままペロから出るのもよくないだろう」

    雪美「それなら……あの人みたいな声が……いい……」

    晶葉「お? 誰だ?」

    雪美「子安」

    晶葉「子安」


    10 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:50:19.87 ID:VLZY80S10


    雪美「ふふっ、サジョーク……ね」

    晶葉「ジョークで心臓が止まりかけたのは初めてだ」

    雪美「本当は……」

    晶葉「本当は?」

    雪美「銀河万丈」

    晶葉「銀河万丈」


    11 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:51:11.85 ID:VLZY80S10


    雪美「ふふっ、サジ」
    晶葉「もういい!!!」


    雪美「じゃあ……また明日……ね」

    晶葉「ああ、気をつけてな」

    ペロ「にゃー」

    晶葉「お? 今のは“頑張って”とでも言ってくれたのかな?」フフッ

    雪美「ペロ……! そんなこと……言っちゃダメ……!!!」

    晶葉「なんて言ったんだ!?」

    雪美「じゃあね……」トコトコ

    晶葉「モヤモヤする!!!」


    12 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:52:07.32 ID:VLZY80S10


    ―――――翌日・ラボ―――――


    晶葉「というわけで完成したぞ!」

    雪美「わー……」パチパチ

    ペロ「にゃー」

    晶葉「これを首輪に……つけて……っと」

    晶葉「雪美、そこのマイクで、何か喋ってみてくれないか?」

    雪美「……」コクン

    雪美「%〇★▽&#Χ◇」

    晶葉「日本語で頼む」


    13 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:53:25.52 ID:VLZY80S10


    雪美「……ボディーブロー」

    ペロ『ボディーブロー』

    晶葉「成功したけどワードチョイス」

    雪美「……すごい……!」

    晶葉「声は、当たり障りのない感じにしておいた。あと、“……”みたいな空白はなるべく消すように設定してあるぞ」

    晶葉「次は、ペロの声に合わせて、ペロがなんと言ってるのかをマイクに言ってくれ」

    雪美「……」コクン

    晶葉「ペロ、調子はどうだ? 首輪は重くないか?」

    ペロ「にゃー『造作もない』」

    晶葉「成功したけどホントに言ってるのか!?」


    14 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:54:22.69 ID:VLZY80S10


    雪美「完璧……!!!」

    晶葉「……まあ、雪美がいいならいいんだが」

    雪美「じゃあペロ……いってらっしゃい……」

    ペロ「にゃー」トコトコ

    晶葉(不安しかないな……)


    16 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:56:09.38 ID:VLZY80S10


    晶葉「さて、じゃあ、ペロのマイクが誰かの声を拾うまで待つか」

    雪美「うん……」


    ~数分後~

    「わあ!ペロちゃんですっ」

    「本当だ!かわいいね~!」

    「珍しいね、一緒に雪美がいないなんて」

    雪美「!」

    晶葉「この声は……、キャンディーアイランドの3人か」


    17 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:57:16.51 ID:VLZY80S10


    双葉杏「はぐれたのかな」

    三村かな子「そうなのかな~?」ヨシヨシ

    ペロ「にゃー『自分の意志だから大丈夫』」

    杏「!?」

    緒方智絵里「わ!黒猫!不吉!」

    杏「今さら!?」

    かな子「いい毛並みだね~」ヨシヨシ

    杏「なんで喋ったことにはノータッチなの!?」


    18 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:58:43.52 ID:VLZY80S10


    智絵里「ペロちゃんを馬鹿にしちゃダメだよっ!」

    杏「智絵里ちゃん、5秒前くらいの自分の台詞も覚えてないの?」

    かな子「ペロちゃんだって喋りたくなる気分の日もあるよね?」

    杏「そんな感情論じゃ納得できないんだけど」

    ペロ「にゃー『かな子ちゃん、最近、お腹回りが[ピーー]てきたんじゃない?』」

    杏「おいペロ!!!」



    晶葉「おい雪美!!!」



    19 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 01:59:31.76 ID:VLZY80S10


    かな子「……」

    杏「か、かな子ちゃん? 猫の言うことだし……」

    かな子「……大丈夫だよ~。ところで2人共、今夜は猫鍋とかどうかな……?」

    杏「かな子ちゃん!!!」

    智絵里「クックパッドで調べてみるねっ!」

    杏「智絵里ちゃん!!!」


    20 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:00:20.76 ID:VLZY80S10


    晶葉「なんかピンチになってるじゃないか!」

    雪美「大丈夫……杏なら……どうにかしてくれる……」

    晶葉「杏の負担を増やすのはやめてやれ!!!」


    21 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:01:03.81 ID:VLZY80S10


    杏「ほら、ペロ! 早く逃げて!」

    ペロ「にゃー『ここから無事に逃げられたら、祝杯をあげよう』」

    杏「フラグ立ててる場合じゃないだろ!? どっか行けよ!!!」

    ペロ「にゃー『君の犠牲は忘れないよ』」タッタッタッ

    杏「最後まで腹立つなあ!!!」


    22 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:01:45.57 ID:VLZY80S10


    晶葉「……何とか脱したか」

    雪美「上々の……滑り出し……」

    晶葉「アイドルにケンカを売るための発明ではないからな?」

    雪美「次の……ぎせ……アイドルは……誰……?」

    晶葉「犠牲者って言いかけたな?」


    23 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:02:19.09 ID:VLZY80S10


    ~数分後~

    「フンフンフフーン♪フレデリカ~♪」

    雪美「? 誰?」

    晶葉「名乗ってただろ!?」


    25 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:03:08.51 ID:VLZY80S10


    宮本フレデリカ「わお! ペロちゃん! こんにちは!」

    ペロ「にゃー『元気?』」

    フレデリカ「うん! 元気元気! 今ならフランスまで泳いで行けそー☆」

    ペロ「にゃー『今日はお仕事?』」

    フレデリカ「違うよー! 今日はレッスン! もう終わったけどねー」

    ペロ「にゃー『お疲れ様』」

    フレデリカ「そっちこそおつかれー♪」

    ペロ「にゃー『じゃあね』」トコトコ

    フレデリカ「まったねー!」フリフリ



    晶葉「なんで!!!アイツは!!!疑問を持たずに!!!会話できるんだ!!!」



    27 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:04:10.53 ID:VLZY80S10


    雪美「フレデリカは……もともと……ペロとよくしゃべってる……」

    晶葉「何者なんだ……」

    雪美「でもこれ……楽しい……」キラキラ

    晶葉「発明者冥利に尽きるが、ウソは言ってないだろうな?」

    雪美「想像に……おまかせ……」

    晶葉「もちろんと言い切ってほしかった……」


    28 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:04:58.89 ID:VLZY80S10


    ~数分後~

    晶葉「……さっきから誰とも会わないな」

    雪美「そういうことも……ある……」

    晶葉「まあ、そうだな」


    ~そのころのペロ~

    ペロ「……」

    美城常務「……」


    29 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:05:39.95 ID:VLZY80S10


    ペロ「……」

    常務(……撫でたい)

    常務(いや、早まるな、ここで猫にデレデレな姿を誰かに見られてみろ)

    常務(築き上げてきたクールなイメージ(?)が台無しだ)

    常務(いや、抱き上げて、誰かに見られたら「佐城の元へ返そうと思って持ち上げた」で通るのでは?)

    常務(我ながら至高のプラン……。成功は私が保証しよう)

    常務(いや待て、その場合、ニヤニヤすることも許されないのか……!)

    常務(ぐぬぬ……)

    常務「どうすればいいんだ!!!」



    晶葉&雪美「!?」ビクゥ



    30 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:06:23.16 ID:VLZY80S10


    晶葉「い、今の声、常務か!?」

    雪美「ペロは……無反応……」

    晶葉「……ペロが常務を観察してるのか!?」


    31 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:07:14.57 ID:VLZY80S10


    ペロ「……」タッタッタッ

    常務「あっ……」



    晶葉「今の“あっ……”は、相当ショックを受けてる声だったな」

    雪美「常務……面白い……」

    晶葉「本人は大マジメなんだろう……」


    33 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:07:55.13 ID:VLZY80S10


    雪美「今日は……このくらいに……」

    晶葉「そうだな、結局、ロクなこと言ってなかった気がするが」

    雪美「でも……楽しかった……」

    晶葉「そ、そうか」

    雪美「晶葉……なんだかんだ……付き合ってくれる……」

    晶葉「ほ、褒めてもなにも出ないぞ?」

    雪美「ヒマなの……?」

    晶葉「貶す流れだったのか!?」


    34 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:08:25.27 ID:VLZY80S10


    雪美「明日は……朝の5時に……集合……」

    晶葉「理不尽なスケジュールを捻じ込むな!!!」



    おわり



    35 : ◆i/Ay6sgovU : 2016/04/23(土) 02:08:53.15 ID:VLZY80S10


    過去作


    橘ありす「ツッコミアイドルフレデリカ?」

    神谷奈緒「今日も常務は憎めない」

    島村卯月「第2回!水曜日の346プロ!」

    智絵里「朋さんとの」ほたる「ユニット名」


    などもよろしくお願いします


    36 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2016/04/23(土) 02:24:18.96 ID:08GqFJ32o

    37 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2016/04/23(土) 02:29:47.55 ID:spTk0UbXo
    乙ー
    この事務所で杏はだらけられるんだろうか
    39 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2016/04/23(土) 03:31:49.18 ID:Bt+ccjfP0


    杏まで被害者になってしまったか
    41 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2016/04/23(土) 15:08:26.38 ID:Bc28Bufbo
    久しぶりのかな子
    杏は全部ぶん投げられるのねww

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