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杏「文香ちゃんの誕生日を」ありす「祝いましょう」文香「……」

2019/ 08/ 20
  • タグ:橘ありす 双葉杏 鷺沢文香 星輝子 森久保乃々 ◆csvpCWbN8Yuv

  •                  
    シンデレラガールズ 目次

    1 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:15:27.50 ID:Bwo1ghl90


    ※シンデレラガールズSSです。
    ※杏たちがなんらかの形で祝います。
    ※文香さんお誕生日記念(大遅刻)!

    前々作
    杏「事務所で」文香「フリートーク」ありす「その2です」

    前作
    ありす「柚さんに」杏「ボイス実装!」文香「おめでとうございます…」

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509297327


    2 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:17:25.91 ID:Bwo1ghl90


    【事務所ドア前】

    杏「文香ちゃんもう来てるね」

    ありす「だから言ったじゃないですか……文香さんは必ずこの時間に来て読書していますから。ソースは私の独自研究です」

    杏「杏にしては早く来たはずなんだけどなあ」

    ありす「約束の時間から40分経ってますよ。誕生日サプライズどうするんですか? クラッカーも事務所の中ですし……」

    杏「眠気には勝てなかったよ……仕方ないから、読書中の文香ちゃんの集中力に賭けるしかないね」

    ありす「杏さんのせいなんですから、もっと責任感持ってください」


    3 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:21:36.40 ID:Bwo1ghl90


    ありす「そーっと、ですよ」

    杏「このドアを静かに開けるのは無理だから諦めよう」ギィイ-!

    ありす「ちょっと!」

    【事務所】

    杏「ほら、文香ちゃん気づいてないよ。今のうちにクラッカー持ってこよう」

    ありす「……」

    杏「橘ちゃん?」

    ありす「いえ、昨日、帰る前にクラッカーを事務所に隠していったのですが、その……」


    ありす「ソファーの下に……」

    文香オンザソファ「……」ペラッ


    杏「あー。文香ちゃんの下かあ」

    ありす「読書が終わるまで待ちましょうか……」

    杏「いやいけるよ。ほふく前進で」

    ありす「いや、さすがに足元まで近づくのは」

    杏「大丈夫大丈夫。ほら」グイグイ

    ありす「じゃあなんで私を先に行かせようとするんですか!」

    杏「あそこに置いたの橘ちゃんでしょ。大声出すとバレるよ?」

    ありす「ぐっ……わかりましたよ」


    4 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:28:48.10 ID:Bwo1ghl90


    ありす「……あの、杏さん」ホフクゼンシン

    杏「なに?」ホフクゼンシン

    文香「……」ペラリ

    ありす「これ、二人で行く必要ないと思いますけど」

    杏「杏は見張りだよ。二人の方が索敵しやすいからね。退路も断てるし」ニヤリ

    ありす「敵もなにも、文香さんしかいませんよ! それと本音は隠してください!」

    杏「声が大きいよ」

    ありす「誰のせいだと……あ、杏さん。この飴食べます?」

    杏「え、飴くれるの!」バッ

    文香「……?」チラッ

    杏「あっ」

    ありす「はぁ……もういいです」

    杏「危ないところだった……さあ進もう」

    ありす「いやもう無理ですって!思いっきり目が合ってましたし! というより現在進行形で!」

    文香「ありすちゃん、おはようございます……」

    ありす「あっ、ええと、おはyんむっぐ!」モゴモゴ

    杏「だめだめ、静かにしないと見つかるよ」

    ありす「理不尽な(いふふぃんは)!」モゴモゴ


                
    PICK UP!

    5 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:32:36.42 ID:Bwo1ghl90


    杏「獲物はすぐ近くだよ。慎重に手を伸ばして……」

    ありす「諦め悪すぎません? 遮られたとはいえ挨拶まで交わしましたよ?」

    文香「……きっと猫か何かですね……読書に集中しましょう」

    ありす「乗らなくていいですから!」

    杏「橘ちゃんが床にうつ伏せで叫んでる、と……」パシャ

    ありす「写真付きで共有しないでください! って私スカートなんですけど後ろから撮らないで!」

    杏「大丈夫、みんなが見れるわけじゃないから」

    文香「……あ、事務所のグループトークに写真が送られて来ました……」ピロリン

    ありす「ああそれなら別に……よくないです! それプロデューサーも参加してるんですよ!!」

    文香「なるほど、イチゴ柄ですか……」

    ありす「あああきこえない!!!」


    6 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:37:19.83 ID:Bwo1ghl90


    ありす「ここまできたらもう開き直りです! 文香さん、足元失礼します」ガサゴソ

    文香「……」スッ

    ありす「ふ、文香さん?」

    文香「……ここを通りたければ、私の脚を倒してからです」

    杏「くっ、こんなところで足止めを食らうなんて……脚だけに」

    ありす「うまくないですよ。なんでお二人とも遊んでるんですか」

    杏「弱点を見つけないと脚は倒せない。ここは杏も一緒に戦うよ」

    文香「……」ペラッ

    ありす「文香さんもう飽きてる!」

    杏「くらえーっ」コチョコチョ

    ありす「攻撃が地味!」

    文香「……」プルプル

    ありす「あ、ちょっと効いてますね」ツツ-

    文香「……んひゅ」ビクッ

    杏「!……どうやら弱点は」

    ありす「“タイツの繊維に沿って爪でなぞる”ですね」

    杏「とどめだー!」ツツ-!

    文香「んふっ、んん……なかなか手強いですね……ですが」

    杏「効いてないっ?!」

    文香「私の本当の弱点は足の裏なので……こうして床に足をつけている限り、私を倒すことはできません」

    ありす「ボスはどうして弱点を自らしゃべるんでしょうね」

    杏「そうと分かれば……橘ちゃん」

    ありす「分かってます」ギュッ

    文香「……あ、ありすちゃん?」

    杏「一人が脚を押さえているうちに……えい!」コチョコチョ

    文香「……っ、ん~~っ、……ぁひっ!」

    杏「橘ちゃん、今のうちにあれを!」

    ありす「……あ、はい、クラッ……あれですね! 忘れてました」

    文香「ん、……はぁ、はぁ……」

    杏「相手が弱ってる……クラッカーをこっちに!」

    ありす「はいっ」トス

    杏「よしっ、構えて……せーの!」


    7 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:42:14.05 ID:Bwo1ghl90


    杏ありす「「お誕生日おめでとう!」ございます!」

    文香「……?」シ-ン

    ありす「あ、あれっ!?」

    杏「これはクラッカーじゃなくて……」

    文香「それは……ブナシメジです。香り松茸、味しめじと言いますが……この文脈でのしめじはブナシメジではなく、ホンシメジのことを指すのだとか」

    ありす「キノコ解説なら他に適任がいる気もしますが」

    文香「ふみペディアです……」

    杏「クラッカー盗難事件……すり替えられていたブナシメジ……適任……まさか、犯人は!」

    輝子「……正解だよ、小さな探偵さん……フヒ」

    杏「杏は見た目は子供、頭脳は大人だからね!」ドヤァ

    ありす「微妙に否定できないのが悔しいですね」

    杏「言え……例のブツを、クラッカーをどこにやった!」

    ありす「杏さんなんでそんなにノリノリなんですか」

    輝子「知りたい……? なら、教えてあげる……クラッカーは、プロデューサーの机の……ウッ……!」パァンッ!

    杏「輝子ー!」


    8 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:46:11.47 ID:Bwo1ghl90


    乃々「……おしゃべりが、過ぎるんですけど……」シュウウ…

    ありす「乃々さんまで……輝子さんはクラッカーで死ぬ役なんですか?」

    乃々「口の軽い奴は捨て駒にもならないので……消えてもらいました」

    杏「くっ……なんて酷いことを!」

    乃々「そんなに興奮しないでください……心配しなくても、クラッカーはここにあるんですけど」ガサ

    ありす「いつの間にすり替えたんですか……ともかく、それを早く渡してください」

    乃々「おっと、そこを動くと引き金を引きますけど……」

    ありす「それただのクラッカーのヒモですよ」

    杏「ありす、今は犯人を刺激しないほうがいいよ」

    ありす「橘です。茶番はいいので早く返してください」

    乃々「舐められたものですね……」クィッ

    杏「だめだ、下がれありすーっ!」

    ありす「橘です。だからそれクラッカーですよ」

    乃々「戯言を……消してやりますけど!」パァンッ!

    杏「やめろーっ!」


    9 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:49:44.50 ID:Bwo1ghl90


    文香「う、……っ」ガクッ

    ありす「文香さん?!」

    乃々「自分にクラッカーを向けようとした者を庇って……愚かな女なんですけど」

    杏「文香ちゃんっ……嘘だあぁっ!」

    ありす「頭にカラフルなテープ絡まったままシリアス続行するんですか?」

    文香「あ……りす、ちゃ……」

    杏「っ、喋っちゃダメだ! 傷口が……」

    文香「ごめ、ん……ね、……最、後に、……ひとつ、だけ……」

    ありす「なんですかもう」

    文香「……さ、……」

    ありす「さ?」


    10 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:53:27.54 ID:Bwo1ghl90


    文香「さ……サプライズ大成功、です……」

    ありす「は? うわわっ!?」パァン! パパン!

    杏「おめでとー!」

    輝子「死体役は、小梅ちゃん直伝……どうだった?」

    乃々「もりくぼはお雇い黒幕でしたけど……」

    ありす「な、なんなんですかもう! もしかして杏さんも……文香さんもグルなんですか?!」

    杏「まーね」

    文香「脚本は私と、杏さんです……」

    ありす「何かと思えば、全部仕込んであったんですね……はあ」

    杏「文香ちゃんの足をくすぐるのは台本になかったんだけどね」

    文香「あれはアドリブでしたが……ありすちゃんの指使い、……良かったです。またお願いできますか……?」

    ありす「変なものに目覚めないでください」


    11 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 02:59:38.96 ID:Bwo1ghl90


    【数日前】

    杏『そういえば文香ちゃん、もうすぐ誕生日だよね』

    文香『……そういえば、そうですね。あまり気に留めていませんでした』

    杏『なにか欲しいものないの? 本とか』

    文香『これ以上本を望むのは贅沢というものですから……でも、強いて言うなら、私が……物語の中に入ってみたいです』

    杏『というと?』

    文香『憧れているシチュエーションがあるんです。“大切な人を庇って銃弾に倒れる”というのを……一度体験してみたいんです』


    12 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 03:02:48.64 ID:Bwo1ghl90


    ~~

    ありす「……それで、その文香さんのワガママを叶えるために台本を作って、協力者を取り付けたと」

    乃々「なんでもりくぼが輝子ちゃんを……けぢめですか……」

    杏「橘ちゃんと一緒に誕生日サプライズを企画して、その逆サプライズ演出にしたのは杏のアイデアだよ」

    輝子「キノコ提供は、もちろん私……」

    ありす「呆れを通り越して文句も出てきませんよ…………あれ?」



    文香『“大切な人を庇って銃弾に倒れる”というのを……』



    ありす「……ふふ、まあいいです。文香さんが楽しかったのなら」

    文香「楽しかったです……ありすちゃん、ありがとう」

    ありす「えへへ」

    輝子「にやにやしてる……」

    ありす「し、してませんよ!」

    杏「橘ちゃんも楽しかったよね?」

    ありす「無駄に疲れただけです!」

    杏「まあまあ、じゃあ企画も終わったことだし……改めてクラッカーでお祝いしようよ」

    ありす「……そうですね。なにはともあれ、文香さんの誕生日ですから」

    文香「ありがとうございます……」

    輝子「あれ、クラッカーは……?」

    乃々(クラッカー使い切ってしまったんですけど……このタイミングで言い出すのは……むーりぃ……)


    13 : ◆csvpCWbN8Yuv : 2017/10/30(月) 03:08:07.52 ID:Bwo1ghl90


    これで終わりです。

    文香さんの誕生日と聞いて書かせていただきましたが、思いっきり遅刻しました。
    元はと言えば、くすぐり文香さんを書きたかっただけです。他にも脇の下とか弱そうだと思うんですけど、くすぐりSS流行りませんか?

    読んでいただきありがとうございます。長々と失礼しました。


    15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2017/10/30(月) 08:25:47.78 ID:BTDnQMyGO
    けぢめですかで吹いた
    17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2017/10/30(月) 17:31:15.69 ID:8CHmIsCy0
    まったりしていてよかった




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