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モバP「なっちゃんと大寒波」

2019/ 08/ 17
  • タグ:鷹富士茄子 安部菜々 南条光 渋谷凛 ◆C2VTzcV58A

  •                  
    シンデレラガールズ 目次

    1 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 16:58:34.64 ID:dtzOexRzO


    1作目 モバP「なっちゃんという同級生」

    2作目 モバP「なっちゃんという担当アイドル」

    3作目 モバP「ナナ先生のメルヘンデビュー」

    4作目 モバP「なっちゃんと恋人ごっこ」

    5作目 モバP「なっちゃんと後輩アイドル」

    6作目 モバP「なっちゃん達のガールズトーク」

    7作目 モバP「なっちゃんと俺」

    8作目 モバP「なっちゃんとその後」

    9作目 モバP「なっちゃんと年越し」 鷹富士茄子「思い出話、追加注文です♪」

    10作目 モバP「なっちゃんと春休み」

    11作目 モバP「なっちゃんと梅雨」

    12作目 モバP「なっちゃんと夏の事務所」

    13作目 モバP「なっちゃんと秋の風物詩」

    14作目 モバP「なっちゃんと年末年始」

    15作目 モバP「なっちゃんとメイド」

    16作目 モバP「なっちゃんと水着と夏祭り」

    17作目 モバP「なっちゃんとクリスマス」

    18作目 モバP「なっちゃんとバレンタインとカコネイター」 

    19作目 モバP「なっちゃんとナスビ」

    20作目 モバP「ナナ先生とシンデレラ」

    21作目 モバP「なっちゃんとイタリアン」

    の、続きです

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1546329514


    2 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:09:03.57 ID:dtzOexRzO


    年末 事務所


    P「おはようございます」


    茄子「ヘイYO! おはYO!」

    P「………」

    P「おはよ」

    茄子「ちょ、待てYO」

    P「その語尾外せよ」

    茄子「あっ今YOって言った!」

    P「言ってないわ! そんなエセ外国人みたいな語尾誰がするか」

    茄子「も~P君ノリ悪いですYO?」

    P「朝は寒いんだからノリだって悪くなるよ」

    茄子「そんなこと言わないで、光ちゃんを見習ってください。ほら」


    光「行くぞ菜々さん! これがアタシの全力全開!」

    光「レッドブーストバースト!!」

    菜々「う、うさ~~~~!!」

    光「ふぅ……勝利!!」


    茄子「ね、元気でしょう?」

    P「子供は風の子だなぁ」

    茄子「私達もああいう元気を忘れちゃいけないと思うんですYO」

    光「あっP! おはよう! 今の見てくれてた?」

    P「おはよう光。今日も元気そうでなによりだ」

    菜々「PくんPくん。ナナの熱演に対するコメントは?」

    P「断末魔が『うさ~~~』ってどうなんですかね」

    菜々「いーじゃないですか別に! かわいいでしょう!」プクーー



    3 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:10:14.89 ID:dtzOexRzO


    茄子「ちなみにP君ならどんな断末魔にするんですか?」

    P「ぴぃ~~~」

    茄子「………」

    菜々「………」

    光「……か、かわいいな!」

    P「なんかごめん……」

    茄子「これもすべて冬の寒さがP君のノリを悪くしているせいですね……」

    菜々「ナナもこの時期はお肌のノリが……」

    光「みんな、寒さに負けちゃダメだ! 頑張ろう!」

    P「ところで光、室内でもこもこのパーカー着てフード被ってるのはどうなんだ」

    光「これは仮面ライダーゴーストのリスペクトをしているだけだからセーフだ!」

    P「最近ウチの光がずる賢い」

    光「へへー♪」

    菜々「誰かさんに似たんじゃないですか?」

    P「なっちゃん言われてるぞ」

    茄子「言われてますよぴぃ~君」

    P「どうやら今日こそ白黒はっきりつける必要がありそうだな」

    茄子「上等です。表出てください」


    ガチャ、バタン


    菜々「本当に出ていっちゃいました」

    光「へへー……ところで、ずる賢いってヒーローとしてアリなのか?」

    菜々「ナナはアリだと思いますよ? 最近のヒーロー像も色々ありますからねぇ」

    菜々「ずる賢いことで助けられるものがあるなら、それも立派なことじゃないですか」

    光「そっか! 大事なのは心だもんな!」


    4 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:13:26.30 ID:dtzOexRzO


    ガチャ


    凛「おはようございます」

    光「あ、凛さん! おはよう!」

    菜々「おはようございます」

    P「ただいま」

    茄子「戻りました」

    菜々「あれ? 早かったですね、おふたり」

    P茄子「お外寒い……」

    菜々「上着も着ずに飛び出すから……どこかにカイロ余ってませんでしたっけ?」

    凛「カイロならそこの棚に」

    光「アタシとってくる! Pも茄子さんも待っていてくれ!」ダッ

    P「ありがとう、光……」ガタガタ

    茄子「持つべきものは優しい同僚ですね……」ガタガタ

    P「しかし、光が戻ってくるまで俺達の身体が持つかどうか」

    凛「1分あれば戻ってくると思うけど」

    茄子「P君、ぬくもりが欲しいです……」

    菜々「ダメですよ凛ちゃん、これはもうふたりの世界に入っちゃってます」

    凛「みたいだね」

    P「ぬくもり……」

    茄子「P君のぬくもりと私のぬくもり、分け合いませんか?」

    P「なっちゃん……」

    茄子「P君……」

    P「でもなっちゃんの身体冷たいし、くっつくならあったかい菜々さんとかの方が俺は」

    茄子「ひんやりおててをP君の背中にシュウウウウウゥッッ!!」

    P「んにゃっ!?」

    茄子「んふふ、かわいい声で鳴くんですね♪」

    P「お前そういうのは卑怯だろ……」

    茄子「背中で感じるなっちゃんの手、すべすべだな……」

    P「勝手にセリフねつ造するな! 思ってないぞ」

    茄子「えー、ちゃんと肌のお手入れ頑張ってるんですよー?」


                
    PICK UP!

    5 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:16:41.15 ID:dtzOexRzO


    光「えきさいえきさいー♪ カイロあったぞ!」

    光「さあふたりとも、これを受け取れ! 今のキミ達にはこの力が必要だ!」


    茄子「ほら見てください! 我ながらここ数年で一番のお肌の仕上がり~」

    P「お~、確かに。高校の時よりも進化している」

    茄子「え、覚えてるんですか。そんな昔の頃の私の肌具合」

    P「………」

    茄子「すーけべなんだー♪」

    P「ち、違う! 俺はただ記憶力がいいだけだ」

    茄子「日本史のテストは?」

    P「3点」

    茄子「すーけべなんだー♪」

    P「関係ないだろ!」

    茄子「ふふっ」

    P「こうなったら俺もすべすべの綺麗なおててを手に入れて復讐してやる……」

    茄子「私は、今のP君の手が好きですけどね。男の人っぽくて」

    P「んっ!!」


    光「………」

    光「あんまり必要じゃなさそう?」

    菜々「おーっとここで唐突にデレ攻撃! Pくんこれは痛い!」

    凛「菜々さんはどうして実況してるの」

    菜々「そうしないとやってられないからです」







    6 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:19:13.02 ID:dtzOexRzO


    茄子「で、ラップの練習に話を戻しますけど」

    P「そんな話してたっけ?」

    茄子「なに言ってるんですか。私は朝の挨拶からずっと練習していたのに」

    P「あのYOYO言ってたのってそれかよ」

    茄子「チェケラッチョ♪」

    凛「なんでラップ?」

    茄子「アイドルとして、どんなタイプの曲を要求されたとしてもきちんと歌えるようにするためにですよ~」

    光「アタシもラップの練習してたんだ。レッドブーストバースト!」

    P「確かにその技韻踏んでるな……あ、だからゴーストなのか」

    光「正解!」

    菜々「ふたりとも向上心があってすごいですね~」

    凛「ラップか……普段あまり聴かないから、ちょっと難しいかも」

    光「大丈夫! そんな凛さんのためにとっておきのアイテムがあるから」

    凛「もしかしておすすめのCDとか?」

    光「光る! 鳴る! デラックスゴーストドライバー! なんと、変身音がラップなんだ!」

    凛「覚えるラップがすごく偏りそうなんだけど」

    菜々「へえー、最近の変身ベルトってこんなによくできてるんですね。本物そっくりじゃないですか」

    P「これ3年前だけどね」

    菜々「3年前はさいき……じゃないですね!! JKにとっての3年はビッグです!」

    凛「ふーん……」



    7 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:21:08.87 ID:dtzOexRzO


    茄子「見てて思ったんですけど、凛ちゃんって変身ベルトすごく似合いそうですよね」

    凛「え、私?」

    P「確かに。ベルトを手に持ってるだけでも様になってるな」

    光「アタシ、凛さんが変身するの見たい!」

    凛「いきなり言われても、私ポーズとか全然覚えてないし」

    光「なんとなくでいいから、一回だけやってみてくれないか?」

    凛「……そこまで言うなら。本当に下手だからね?」


    カチッ

    ベルト『アーーイ!! バッチリミナー! バッチリミナー!』


    凛「うわっびっくりした」

    凛「ええと、確かテレビだと、ここのレバーを引けば」

    凛「へ、変身っ」ガチャ


    ベルト『レッツゴー覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!』


    凛「変身……できた……?」


    光「………」ジーーー

    凛「ごめん、やっぱり私には」

    光「第一話の変身だ!! まだ全然ベルトの使い方とかわかってない時の変身だ!!」フンスフンス

    凛「えっ」

    P「ヒーローファンが喜んでるから満点の変身なんじゃないか?」

    菜々「なんだか見てるとナナも使いたくなってきちゃいました。昔は魔法少女の変身とかよく真似してましたけど、男の子のヒーローは未体験なので」

    光「ウサミン星人のナナさんには、ビルドのラビットフルボトルだ!」

    菜々「ナナにぴったりですね♪ ありがとうございます、光ちゃん!」

    茄子「菜々ちゃんがラビットなら、私は」

    光「鷹富士だから、タカフルボトルだ!」

    茄子「ありがとうございます♪ かっこいいですね~」

    P「俺はかっこいいから戦車のボトルで」

    茄子「P君、私じゃなくて菜々ちゃんとのベストマッチを選ぶんですね……しくしく」

    P「このタカめっちゃ重いな」

    茄子「ガトリング……ガトリング……」


    凛「命、燃やすよ………変身っ!」

    凛「あ、今の結構うまくいったかも……」←凝り性


    8 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:22:28.34 ID:dtzOexRzO


    その日の午後


    カメラマン「お疲れ様でしたー」

    茄子「お疲れ様でした~」

    菜々「お疲れ様ですっ」

    光「ありがとうございました!」

    凛「また、よろしくお願いします」


    P「みんな、お疲れ様」

    光「あっ、P! 迎えに来てくれたんだ!」

    P「会議が早めに終わったんだ。みんなの撮影は見られなかったけどな」

    茄子「いえいえ、車で来てくれただけで十分ですよ♪」

    凛「外、寒いもんね」

    P「駐車場が少し離れてるから、そこまでは我慢して歩いてくれ」

    菜々「はいっ」



    9 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:23:58.81 ID:dtzOexRzO


    菜々「う~~っ、風が身体に染みます~~」

    凛「本当に寒いね、今日」

    P「大寒波が襲来してるらしいからな。この冬一番の寒さだってさ」

    光「フード付きのパーカーでよかった……しっかり首まで守らなきゃ」

    茄子「菜々ちゃん、大丈夫ですか? 首元寒そうですけど」

    菜々「だいじょうブイです! このくらいなら……っくしゅんっ!」

    茄子「マフラー、いります?」

    菜々「い、いえいえっ。そんなことしたら茄子さんの首元が寒くなっちゃいますし」

    茄子「んー。じゃあ、えいっ。くるくる~♪」

    菜々「きゃっ」

    茄子「ふふっ。ふたりで一緒に巻きましょう。これで暖かいです♪」

    菜々「茄子さん……えへへ、ありがとうございます」

    P「こういうの、尊いって言うのかな」

    凛「よくわからないけど、いい絆だよね」

    P「凛はなんでもかっこよさそうに言うな」

    凛「そう?」

    P「ああ。そしてマフラーがとても暖かそうだ」

    凛「プロデューサーは首が寒そうだね」

    P「それ違う意味に聞こえるからやめてくれないか」

    凛「……あ、ほんとだ。確かに」フフッ

    凛「私達も、マフラー一緒に巻く?」

    P「冗談だろ」

    凛「うん」

    P「まったく。大人をからかうのはやめなさい」

    凛「プロデューサー、全然驚いてないしいいじゃん」

    P「そりゃ、俺は動じてないけどな」


    茄子「むきーっ……こ、このマフラーもう少し引っ張れば3人分いけますっ!」

    菜々「いや無理です! 無理です茄子さん首絞まっちゃいます! ノウッ!!」


    P「あっちの大人が動じるからやめなさい」

    凛「茄子さん、なんで私に対してだけ余裕なくなるんだろう……」


    10 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:25:29.25 ID:dtzOexRzO


    光「もーいーくつねーると、おーしょーおーがーつー♪」

    菜々「お正~月にはウサギ見て~♪」

    茄子「焼きナス食べて~遊びましょう~♪」

    光「なんか違くない?」

    P「なんかっていうか派手に違うだろう」

    菜々「いえいえPくん考えてみてください。お正月と言えばなんですか?」

    P「なっちゃんの誕生日」

    茄子「きゅんっ」

    菜々「惚気るのもいいですけど! ほかには!」

    P「お年玉」

    菜々「もうもらってないでしょう」

    P「手に入らないからこそ意識しちゃうみたいなところあるじゃん」

    光「お年玉!」

    凛「お年玉……」

    茄子「P君はもうお年玉用意する側ですね~♪」

    P「いくらくらいが相場なんだろうな……というか凛も欲しがるのか」

    凛「私、光とひとつしか違わないんだけど」

    P「そういえばそうだった」

    凛「ふーん」

    茄子「お年玉~♪」

    P「いやさすがにおかしいだろもう成人だろ」

    茄子「まだ学生ですし~?」

    P「むぅ」

    菜々「いくらくらいかな………」

    菜々「………はっ!? お、お年玉、キャハっ!」

    P「今あげる側の気持ちになってなかった?」

    菜々「なってませんけど! もらう側です!」

    P「えっ俺菜々さんにもあげないとダメなの? なんか背徳的だな」

    菜々「怒りますよ! む~~っ」



    11 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:26:28.53 ID:dtzOexRzO


    茄子「ふふっ、P君モテモテですねー」

    P「たかられてるだけとも言うぞ」

    凛「それで、お正月といえばって話はどうなったの」

    P「おお、そうだった。話が逸れてたな」

    菜々「もう答え言っちゃいますけど、お正月といえばお餅! お餅といえばウサギ! つまり!」

    菜々「ナッナでーす☆」

    光「おおー」

    P「納得した」

    茄子「もう答え言っちゃいますけど、お正月といえば初夢! 初夢といえばナスビ! つまり!」

    茄子「ナスじゃなくてカコですよ~」

    光「おおー」

    P「納得してない」

    茄子「えー?」

    P「だって最後にナス否定してるじゃん」

    茄子「そこは私の決め台詞なので譲れません」

    凛「決め台詞だったんだ……」

    光「アタシも決め台詞考えた方がいいかな、やっぱり」



    12 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:27:53.83 ID:dtzOexRzO


    事務所に戻って


    P「よし、色々片付いたしお正月の飾りつけやるか」

    光「アタシも手伝う!」

    凛「私も、今日はもう空いてるから」

    P「ありがとう、ふたりとも」

    光「ううん、みんなでやったほうが早いから! 超キョウリョクプレーだ!」

    P「そうだな」



    菜々「はーい茄子さん、みかん剥けましたよ~」

    茄子「ありがとうございまーす……はぁ、やっぱり冬はこたつでみかんに限りますね~」

    菜々「同感でーす……はぁ~、癒されるぅ」



    P「みんなでやったほうが早いんだけどなー! もうふたりくらい手伝ってくれないもんかなー!!」


    茄子「はーい菜々ちゃん、みかん剥けましたよ~」

    菜々「ありがとうございまーす」

    茄子「いえいえ~」


    P「ダメだ聞いちゃいない」

    凛「なんでカップルみたいなことしてるの、あのふたり」



    13 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:29:21.18 ID:dtzOexRzO


    P「こうなったら俺が力づくでこたつから引っぺがしてやる」ズンズン


    P「ふたりとも、お休みモードに入るのはまだ――」

    茄子「えいっ隙あり♪」

    P「ぬわっ! こたつに引き込まれた!」

    茄子「P君も一緒にぬくぬくしましょう♪」

    菜々「ぬくぬくですよ~」

    P「馬鹿、俺はこれから正月を迎える準備をしなくちゃいけないんだ。どてら羽織ってくつろいでる時間なんて」





    P「ぬくぬく~」

    茄子「はーいP君、みかん剥けましたよ~。あーん♪」

    P「あーん」


    光「うわぁ! Pがこたつに負けた!?」

    凛「二十代の身体はこたつに勝てないんだ……」

    光「そうか、みんな疲れてるんだな……こうなったら、アタシと凛さんで飾りつけを成し遂げよう!」

    凛「まあ、飾りさえあればなんとかなると思うけど……でも、細かい飾り方とかはわかってないよ?」

    光「アタシもその辺はさっぱりだ!」

    凛「……大丈夫なの?」

    光「アタシ達色に、染め上げろッ!!」


    14 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:31:46.18 ID:dtzOexRzO


    光「うーん……このしめ飾り、ちょっと迫力が足りない気がする」

    凛「何か追加で飾り付ける? でも、余ってるものあったかな」

    光「お正月の飾りって、神様を迎えた時に喜んでもらうためにするんだよね? じゃあ、これとか!」

    凛「これは」

    光「茄子さんの写真!」

    凛「まあ、喜ぶといえば喜びそうだけど」

    光「他には、食べ物とか?」

    凛「チョコレートは、保存がきいて味もいいと思うけど」

    光「じゃあそれも置こう! あとは……カッコいいからさっき遊んだゴーストドライバーも飾って」

    光「よし! 完成!!」


    茄子「いやいやいや、それ私が天に召されてるみたいになってますって!」

    光「アレ?」

    凛「やっぱりネットで調べて普通に飾ろうか」

    茄子「鏡餅はこっちに置いたほうが全体のバランスがいいかもしれませんね」

    光「茄子さんが気に入るってことは、神様も気に入ってくれるに違いない! 動かそう」

    茄子「いえ、そこまで神格化されても困りますけど……」

    P「そうだそうだ、なっちゃんだって所詮はちょっと運がいいだけの女なんだから」

    凛「プロデューサーは誰視点で語ってるの」

    P「プロデューサー兼恋人視点」

    茄子「きゅんっ」

    菜々「はいはい、らちが明かないので手早くやっちゃいますよー。飾りつけなら慣れてるので任せてください」

    凛「なら最初から手伝ってくれればいいのに」

    菜々「えへへ……こたつ、いいですよね♪」

    凛「……私もあとで入ろうかな」


    15 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:32:24.54 ID:dtzOexRzO


    夕方


    茄子「楽しかったですね、飾りつけ」

    P「最終的に無難な形に落ち着いてよかったな」

    茄子「さすがに今後自分が奉られている事務所に行くのはアレでしたからね」

    P「俺は戸惑ってるなっちゃんも見たかったな」

    茄子「もう、すぐそういうこと言うんですから。悪い子です、P君は」

    P「ははは」

    茄子「……しかし、この時間になると一段と寒いですね~。ほら、息も真っ白」

    P「夕暮れ時でこれだから、陽が沈んだらもっとひどいだろうな」

    茄子「早く帰らないと風邪ひいちゃいますね」

    P「だな」

    茄子「こうしてふたりで歩いてると、高校からの帰り道を思い出します」

    P「あの頃もふたりで学校から帰ってたか」

    茄子「P君、頑なに手袋つけようとしませんでしたよね」

    P「それがかっこいいと思ってたんだ」

    茄子「男の子って、ほんとバカなんだから」

    P「男のプライドを馬鹿にするな」

    茄子「ふふっ、ごめんなさい。取り消します」

    茄子「P君って、ほんとバカなんだから」

    P「俺を馬鹿にするのもやめない?」

    茄子「はーい♪」


    16 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:34:48.39 ID:dtzOexRzO


    P「今年ももうすぐ終わりだなぁ」

    茄子「ですね。そしたらまた、新しい年が始まります」

    P「最近一年経つのがあっという間でなー。歳とってるってことなのかね」

    茄子「私は……私も同じですね。あっという間でした」

    P「一日一日を意識して大事にしていかないとな」

    茄子「人生の密度、上げていきましょう」

    P「さしあたっては、年末年始の行事を味わい尽くすところからだな」

    茄子「羽根つきでもしますか? 菜々ちゃん達も誘って」

    P「いいな、それ。俺の羽子板が火を噴くぜ」

    茄子「木製だから燃え尽きますね」

    P「そういう物理的な話はいいんだよ」

    茄子「物理ですか? これ」

    P「そういう理科的な話はいいんだよ」

    茄子「わ、アバウト」

    P「とにかく、楽しむ!」

    茄子「ふふっ。私も楽しみに便乗させてもらいますね」

    茄子「羽根つき、凧揚げ、初詣。それと……焼きもち?」

    P「やきもち妬いてどうするんだよ」

    茄子「冗談です♪ でも、妬かせないでくださいね?」

    P「妬くようなシチュエーション自体来ないとは思うけどな」

    茄子「私も焼き茄子にならないように気をつけます」

    P「おいしそうだな」

    茄子「えっち」

    P「いやいやいや」



    17 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:36:10.56 ID:dtzOexRzO


    茄子「手、繋いでもいいですか?」

    P「いいけど」

    茄子「では」ギュッ

    P「……あったかいな」

    茄子「ぬくもりが伝わります……P君の手袋」

    P「手袋をつけてる本体もねぎらってくれ」

    茄子「ふふっ、そうですね」

    茄子「一年間、お疲れさまでした。私達のプロデューサーさん。それと」


    茄子「……私の、特別で、大切な人。これからも、ちょっと運がいいだけの茄子をよろしくお願いします♪」




    おしまい


    18 : ◆C2VTzcV58A : 2019/01/01(火) 17:37:05.27 ID:dtzOexRzO


    おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
    茄子さんお誕生日おめでとう


    19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2019/01/01(火) 19:43:32.55 ID:AxCLzOuDO


    正月から、砂糖だけで煮たすき焼き(本当にあります)を食べているような激烈に甘いSSですね

    菜々さんのおせち料理をいただきつつ、今年もよろしくお願いいたします




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