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栗原ネネ「腕相撲ですか?」

2019/ 07/ 31
  • タグ:栗原ネネ 大和亜季 涼宮星花 木村夏樹 松永涼 向井拓海 ◆C2VTzcV58A

  •                  
    シンデレラガールズ 目次

    1 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:41:43.14 ID:PWsvTs7fO


    スーパーにて


    ネネ「ふう……あとは、お菓子をいくつか買って帰ろうかしら」

    亜季「む? そこにいるのはネネ殿?」

    ネネ「あ、亜季さん。こんにちは」

    星花「奇遇ですわね」

    ネネ「星花さんも。おふたりで買い物ですか?」

    亜季「私はプロテインの調達に。ここのお店は、スーパーにしては珍しく品揃えがよいのであります」

    星花「わたくしは、興味があったのでついてきただけですわ」

    ネネ「なるほど」


    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490629303


    2 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:42:34.23 ID:PWsvTs7fO


    亜季「ネネ殿は……ずいぶん大荷物のようで」

    ネネ「事務所の飲み物が切れかけなので、コーヒーや紅茶を買いに来たんです。ついでに、お菓子とかそのあたりの必要になりそうなものも」

    星花「P様にお願いされたのですか?」

    ネネ「そういうわけではないですけど、ちょうど時間が余っていたから」

    星花「まあ! さすがはネネさんですわね」

    ネネ「さすがって……そこまで言われるようなことじゃ」

    亜季「いえいえ。ネネ殿のそういった心遣いには、いつも助けられていますから。なかなかできることではないであります」

    ネネ「そこまで言われると、照れちゃいますね。えへへ」

    星花「そうですわ。ですから、たまにはわたくしたちもお手伝いをしなければ……カゴ、貸してくださいまし」

    ネネ「え?」

    星花「いっぱいになっていますし、わたくしがレジまでお持ちいたしますわ」

    ネネ「いいんですか? いっぱい入れちゃったから、結構重いですよ?」

    星花「心配いりませんわ♪ わたくし、これでもアイドルになってから鍛えられていますから!」

    亜季「ここは甘えておくべきですよ、ネネ殿」

    ネネ「そうですか? それなら、お願いしちゃおうかな」

    星花「はい、お願いされました♪」

    ネネ「じゃあ、どうぞ」

    星花「はい」


    ずしんっ


    星花「うぐぐっ!? お、おもっ! 思ったより重いですわこれ!」

    ネネ「わわっ、大丈夫ですか!?」


    3 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:43:16.79 ID:PWsvTs7fO


    亜季「ははは、仕方ありませんな。ここは私が代わりに運ぶであります」

    星花「ご、ごめんなさい……自分で言っておいて情けありませんわ……」

    ネネ「お気持ちだけで十分ですよ。ありがとうございます」

    星花「ネネさん……! 今度、何か素敵なお菓子をご馳走いたしますわ」

    ネネ「は、はあ……お値段は、抑えめでお願いしますね」

    亜季「さて、では星花殿。荷物を預かります」

    星花「お、お願いします……」


    ずしんっ!


    亜季「むっ……」

    亜季(え、割と本気で重い……)

    星花「ふーっ、生き返りましたわ………亜季さん?」

    亜季「い、いえっ! なんでもありませんマム」

    星花「は、はあ……」

    ネネ「亜季さんは身体鍛えてますもんね」

    亜季「そ、そうでありますな! プロテインバンザイ!」

    亜季(お、重いとか言えない空気だ……ネネ殿、さっきまで平気な顔で持ってたし)

    亜季(というか、この重いカゴを、手に持つのではなくて腕にぶら下げる形で運んでいたような……もしや)

    亜季「ときにネネ殿。こういった荷物を運ぶことには慣れているのでありますか?」

    ネネ「そうですね。小さいころから、おつかいとかよくやっていたから……カゴいっぱいの商品を運ぶことにも慣れました」

    亜季「やはりそうでありますか……」

    ネネ「?」

    亜季(ネネ殿、意外と怪力なのでは……?)

    星花「わたくしも、プロテインに挑戦してみようかしら……」


                
    PICK UP!

    4 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:44:06.60 ID:PWsvTs7fO


    事務所に戻って


    亜季「というわけで! 『チキチキ・ネネ殿の腕力計測のための腕相撲大会!』を始めるであります!」

    星花「わー♪」パチパチパチ

    ネネ「え?」

    亜季「今回は特別に、その辺にいた選りすぐりの対戦相手を5人そろえてきたであります!」

    星花「わー♪」

    星花(その辺にいたという時点で選りすぐりではないような)

    ネネ「あの、これはいったい」

    亜季「先ほどの買い物の様子を見て、ネネ殿は腕っぷしが強いのではないかと。ひょっとすると力こぶムキムキなのではないかと」

    ネネ「まってちがう」

    亜季「違うかどうかを確かめるための腕相撲であります。どうかお付き合いいただければ」

    ネネ「……まあ、腕相撲をやるだけなら。どうせすぐに負けちゃいますし」

    亜季「感謝するであります! それでは許可をもらったところで、第一試合の相手、カモン!」

    星花「ドコドコドコドコ……」

    ネネ「星花さん、BGM担当なんですか?」


    5 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:45:58.44 ID:PWsvTs7fO


    夏樹「腕相撲か。なんだか子どものころに戻ったみたいでワクワクするな」

    亜季「最初の相手は夏樹殿であります」

    ネネ「強そう……」

    夏樹「ははは、遊びなんだから緊張しなくてもいいって。アタシ、利き腕じゃないほうでやるからさ」

    星花「そういえば、夏樹さんは左利きでしたね」

    ネネ「それなら、まあ……よろしくお願いします」

    夏樹「ああ、ヨロシク」

    亜季「それでは両者、構えて!」

    ネネ「………」

    夏樹「………」

    亜季「ファイッ!!」


    ネネ「でやっ!」

    夏樹「うおっ!?」

    バシーン!

    亜季「おっと決まったー!! 開始1秒で決着! ネネ殿圧勝だーー!」

    星花「じゃんじゃかじゃーん♪」

    ネネ「あ、あれ?」

    夏樹「はは、参ったな……かわいい顔してやるね。アタシが右利きでも勝てたかどうか」

    ネネ「あ、ありがとうございます……?」

    夏樹「頑張りな。アンタなら、てっぺんとれるぜ」

    ネネ「いえ、別にてっぺんとるつもりはないんですけど……」


    6 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:46:52.30 ID:PWsvTs7fO


    亜季「さあさあ続いて第二試合! 対戦相手はこの方!」

    星花「ででん!」

    涼「腕相撲か。子どものころは……アタシの場合、あんまりやってなかったな。環境的に」

    ネネ「涼さん……は、確か右利きですよね」

    涼「ああ。今度はお互い、利き腕同士で勝負になるね」

    亜季「それでは両者構えて!」

    星花「デレデレデレデレデレ~~」

    ネネ「星花さん、だんだんBGMを流すタイミングが増えてませんか?」

    星花「うふふ、楽しくなってきちゃいました♪」

    亜季「ファイッ!!」

    涼「ふんっ!」

    ネネ「わわっ!?」

    亜季「おっと! 会話に気を取られていたネネ殿、スタートで出遅れた! このまま涼殿が押し切るのかー!」

    ネネ「んっ……あっ……」

    亜季(なんだか喘ぎ声が官能的)


    7 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:49:19.34 ID:PWsvTs7fO


    ネネ「ふんぬっ!」

    涼「うわっ」

    ばしーん!

    亜季「おおーっ! 形勢逆転から一気に押し切った! ネネ殿、二連勝!」

    星花「ぱっぱらー」

    涼「いてて……はは、強いな。アタシももうちょっと鍛えないとダメか」

    ネネ「か、勝ってしまいました……」

    亜季「さてさて、時間も押していることですし第三試合に向かうであります! 次の相手は強敵――」

    星花「どどーん!」



    拓海「腕相撲か。まあ、腕っぷしには自信あるぜ」

    ネネ「む、無理です無理です! さすがに拓海さんには勝てませんっ」

    亜季「おっとネネ殿、ここにきて戦意喪失かー!?」


    8 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:51:24.96 ID:PWsvTs7fO


    拓海「? やらないのか?」

    ネネ「だ、だって。私、そんな武闘派じゃないですし……」

    拓海「武闘派かどうかと、勝負から逃げるかどうかは別だろ。ネネも漢なら、ガッツリ向かってこい!」

    ネネ「拓海さん……」

    ネネ「そうですよね。アイドル活動だって、逃げてばかりじゃうまくいきません。だったら、ちゃんと立ち向かわないと」メラメラ

    星花「ネネさん、女の子では……?」

    亜季「男と漢は違うであります。漢は女でもなれるのであります」

    星花「なるほど。奥が深いですわね……」

    ネネ「がんばります!」

    拓海「よし、来い!」

    亜季「両者構えて………ファイッ!!」

    ネネ「ふんぬっ!」グググ

    拓海「オラぁっ!!」グググ

    亜季「おおー! これはすごい! 両者一歩も譲らなーい!!」


    9 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:51:58.62 ID:PWsvTs7fO


    拓海「んぐぐ……!!」

    ネネ「う~~~っ!!」

    拓海(声かわいいな、こいつ……)

    ネネ「! ていっ!!」

    拓海「あ、しまっ――」

    ばしーん!!

    亜季「決まったーー!! 拓海殿、一瞬力が弱まったか! その隙をネネ殿が見逃さなかった!!」

    星花「すごいですわ! ……あ、ぱっぱらー♪」

    亜季「今BGM忘れていましたね」

    拓海「ちっ、次は負けねえぞ、煉祢(ネネ)!」

    ネネ「なんだか強そうな文字をあてられてる!?」



    10 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:52:38.30 ID:PWsvTs7fO


    亜季「さあ! いよいよ終盤、第四試合! お相手は!」

    里奈「ちょりーっす☆」

    ネネ「里奈さん……なんとなく察しはついていましたけど、炎陣の人達が揃っていたんですね」

    亜季「里奈殿は強いであります。土方仕事で鍛えた腕力はホンモノ!」

    里奈「気楽にいくぽよ~」

    星花「構えに緊張感が一切ありませんわ……これは、今までの方々とは違います」

    亜季「星花殿、BGM役に飽きて解説役に移ったでありますな」

    ネネ「……いきます」

    里奈「およ、なんか目が据わってるね」

    亜季「連戦連勝を通して、自分の腕力に自信を持ち始めた証拠では」

    里奈「んー、これはアタシも本気でやる系かな?」

    亜季「両者構えて………ファイッ!!」

    ネネ「ふんっ!!」

    里奈「ふっ!!」

    ググググッ

    亜季「おっとまたも均衡状態! 先に傾くのはどちらか!」

    ネネ「ぐぬぬぬ」

    里奈「ぬぬぬぬ」

    星花「おふたりとも、アイドルがしてはいけない顔になりかけているような……」

    亜季「そこは気にしてはいけないであります」



    11 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:53:12.12 ID:PWsvTs7fO


    ネネ「ん~~~っ!!!」

    里奈「あっ、押され……」


    ばしーん!!


    ネネ「はあ、はあ……」

    里奈「ありゃりゃ、負けちった☆」

    亜季「き、決まったー!! 数分の競り合いの末、勝ったのはネネ殿! これで無傷の4連勝!」

    星花「感動いたしましたわ、わたくし……!」

    里奈「おつぽよ、ネネちゃん」

    ネネ「は、はいっ。汗をかくのって、気持ちいいですね!」


    12 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:53:45.50 ID:PWsvTs7fO


    亜季「というわけで、ネネ殿がここまで勝ち進んできたわけでありますが」

    星花「亜季さん、確か最初に5人お相手を集めたとおっしゃっていましたよね」

    ネネ「ということは、次が最後……いったい、誰が」

    亜季「最後の相手。それは……」



    亜季「この私、大和亜季であります!」バーン!!

    星花「な、なんと!」

    亜季「そう、私こそ炎陣最後のひとり! このまま負けるわけにはいかないのであります!」

    亜季「……と、言いたいところでありますが」

    ネネ「?」



    13 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:54:35.90 ID:PWsvTs7fO


    亜季「すっかり失念していたのですが、私左利きで、つまりネネ殿と利き腕が違うであります」

    亜季「これでは正当な勝負は難しい……うっかりしていたであります」

    星花「あら……それは残念ですわ」

    ネネ「………」

    ネネ「あの、私は左でもかまいませんよ」

    亜季「いえ、しかし」

    ネネ「さっきまでの試合で、右腕はへとへとですし。それに」


    ネネ「買い物のときはたいてい左腕で荷物を抱えるから、どちらかというと左のほうが力だけなら強いですし」

    亜季「………」

    亜季「え?」





    ばしーん!!!


    14 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:55:13.72 ID:PWsvTs7fO


    亜季「いやあ……完敗でありました」

    星花「本当に左のほうが強かったんですね……」

    ネネ「まさか全員に勝っちゃうなんて……もっと自分の腕力に自信を持っていいのかも」

    亜季「むしろ持ってもらわないと我々の立場がないでありますよ」

    ネネ「あはは……じゃあ、自信持っちゃいます♪」フンス

    星花(かわいいですわ)

    亜季(かわいい)



    ガチャリ

    P「ただいまー。お、みんななにやってるんだ?」

    ネネ「あ、Pさん。おかえりなさい」

    亜季「今、ネネ殿と腕相撲をしていたであります」

    星花「ネネさん、すっごくお強いんですよ。炎陣の皆さんを次々倒して」

    P「へえ、それは意外だな。俺もちょっと勝負してみようか」

    亜季「おお、P殿とネネ殿の対決でありますか!」

    星花「楽しみですね♪」

    ネネ「Pさんと腕相撲……」

    P「いいかな?」

    ネネ「は、はい。もちろんっ」


    15 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:57:23.52 ID:PWsvTs7fO


    亜季「では、両者構えて」

    P「よし」ジッ

    ネネ「………」

    亜季「ファイッ!!」


    へにょっ


    P「おっ?」

    ネネ「あっ」


    ぱたん


    P「……普通に勝ってしまった」

    星花「あら?」

    亜季「ネネ殿? 先ほどまでとは明らかに力の強さが違いましたが」

    星花「ひょっとして、連戦でお疲れなのでは」

    ネネ「えっと。それもあるんですけど」

    星花「あるんですけど?」

    ネネ「………」


    16 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:57:53.24 ID:PWsvTs7fO


    ネネ「Pさんに真剣な顔で見つめられると、なんだか力が入らなくて……」カアァ

    亜季「………」

    星花「………」



    亜季・星花(乙女だーーー!!)



    おしまい


    17 : ◆C2VTzcV58A : 2017/03/28(火) 00:59:40.08 ID:PWsvTs7fO


    おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
    ネネさんの二年以上ぶりのSR、しかも23コスということで勢いで書きました。ほんとにかわいい。

    過去作
    栗原ネネ「まってちがう」

    などもよろしくお願いします


    18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2017/03/28(火) 02:39:07.20 ID:DBUXazS+o
    他のアイドルと絡んでよりお姉さんらしくなっていくネネネさんすき
    19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2017/03/28(火) 03:05:59.79 ID:H1KiB6qtO

    ネネさん可愛い




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