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佐藤心「らめええええええええん♡」

2019/ 07/ 31
  • タグ:二宮飛鳥 的場梨沙 佐藤心 ◆C2VTzcV58A

  •                  
    シンデレラガールズ 目次

    1 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:31:09.70 ID:mRxHqVk7O


    心「ラーメン食べたい」

    梨沙「うるさい」

    心「すんません」


    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475595069


    2 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:32:01.39 ID:mRxHqVk7O


    心「おなかすいた~」

    梨沙「まだ夕方の4時よ? この後次のライブの打ち合わせがあるのに」

    心「よくわからないけど今日はめちゃくちゃおなかが減ってるぞ……」

    梨沙「お昼ちゃんと食べたの?」

    心「食べた♪ ていうか梨沙ちゃんも一緒に食べたから知ってるでしょ」

    梨沙「そうなんだけど……なーんか量が少なめかなって思ったのよね」

    心「あー……そういえば、今日のお昼はあんまり食欲がなかったんだよね。午前中のトレーナーのしごきがきつすぎて、逆に食べる気になれなかった」

    梨沙「それで今お腹が減ってるのね。理由がわかってよかったじゃない」

    心「やったーー☆」

    心「でも、理由がわかってもお腹が膨らむわけじゃないんだよね☆」

    梨沙「まあね」


    3 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:32:40.57 ID:mRxHqVk7O


    心「はあ……お腹すいた」

    梨沙「お菓子でも食べたら? ポテチあるわよ」

    心「えー、太る」

    梨沙「いつも食べてるじゃないのよ。飛鳥が買ってきたポテチの袋に勝手に手突っ込んで」

    心「今ダイエット中っていうか。食欲の秋だーって言って食べ過ぎたから、カロリー調整してるところなの」

    梨沙「何キロ太ったの?」

    心「ぐさぁーっ!!」

    梨沙「うわ、びっくりした」

    心「ちびっ子の言葉の刃は時として強烈だな☆ だな……」

    梨沙「な、なんかごめん」

    心「キロ単位では増えてないから! 絶対増えてないから!!」



    4 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:34:21.09 ID:mRxHqVk7O


    心「とにかく、今空腹に負けてポテチに手を伸ばすわけにはいかないの」

    心「はぁとは空腹なんかに絶対屈しない♪」

    梨沙「ふーん」ボリボリ

    心「だからって目の前で堂々とポテチ食べられるとめっちゃ辛い☆」

    梨沙「めんどくさいわね……!」

    梨沙「ほら! 食べたいなら食べなさいよ」ズイッ

    心「えっ……いや、だからダイエット中で」

    梨沙「お腹減ってたらこのあとの打ち合わせも集中できないでしょ! それに、隣でぐーぐーお腹の虫が鳴ってたらこっちも気が散るし!」

    梨沙「はい、食べるっ!」

    心「ら、ラジャー……」ポリポリ

    梨沙「おいしい?」

    心「おいしいです……」

    梨沙「ならいいわ!」フフン

    心「ありがとう梨沙ママ……」

    梨沙「誰がママよっ!!」

    心「ソルティー☆」


                
    PICK UP!

    5 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:35:04.39 ID:mRxHqVk7O


    心「下手に我慢するのも精神によくないし、いっそラーメン食べに行っちゃおうかな♪」

    心「どう梨沙ちゃん? 今日の晩御飯一緒に食べない?」

    梨沙「ラーメンかあ。うん、いいわよ」

    心「さすが♪ 飛鳥ちゃんもうすぐ戻ってくるし、あの子も誘おうーっと」




    ガチャリ


    飛鳥「ただいま」

    心「お、噂をすれば♪」

    飛鳥「?」

    梨沙「飛鳥。今日の晩御飯、ラーメンに食べに行かない?」

    飛鳥「ラーメンか」

    心「太るとか気にしちゃダメだぞ☆」

    飛鳥「いや、別に気にしていないけど」

    飛鳥「そうだな……うん、かまわないよ。ラーメンも悪くない」

    心「よーし、これで3人目! 飛鳥ちゃん、どっか行きたいお店とかある?」

    飛鳥「チャーハンがおいしいところ」

    梨沙「チャーハン指定してきた」

    飛鳥「チャーハンがちゃんとしている店はラーメンの味も保証されている。ボクの持論だ」

    心「なるほど☆」

    梨沙「なるほどなの?」


    6 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:36:07.03 ID:mRxHqVk7O


    飛鳥「あぁ。たとえば、この前Pに連れて行ってもらったラーメン屋はチャーハンも麺もおいしくて」

    心「……連れて行ってもらった? プロデューサーに?」キュピーン

    飛鳥「……あ」

    心「飛鳥ちゃーん♪ その話初耳だから、くわしく聞かせてほしいなあ♪」ニコニコ

    飛鳥「あ、あぁ、うん」

    梨沙「来週あたり、プロデューサーに同じ店に連れていけってお願いするつもりね……」



    7 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:38:07.15 ID:mRxHqVk7O


    別の日


    心「10月4日は天使の日らしいぞ☆」

    梨沙「天使? なんで」

    飛鳥「10は英語でTen。4(し)と合わせて『てんし』ということさ。まあ、簡単な語呂合わせだね」

    梨沙「へえ」

    心「ということは、今日ははぁとの日でもあるわけ♪」

    梨沙「え? なんで?」

    心「だって、はぁとといえば天使みたいなところあるし♪」

    飛鳥「初めて聞いた」

    心「むぅ、失礼しちゃう☆ ちゃんと天使の衣装を着たこともあるんだぞ☆」

    梨沙「どっちかっていうとアタシのほうが天使ね! パパも『梨沙の産声はまるで天使のようだった』って言ってたし!」

    心「いやいやいや、はぁとが天使だよ♪ みよ、このエンジェリックスマイル☆」ニコー

    梨沙「ならアタシだって! ほらっ」ニコニコー

    飛鳥「笑顔でにらめっことは、また珍しい光景だ」



    8 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:38:41.00 ID:mRxHqVk7O


    心「飛鳥ちゃんも参戦する?」

    飛鳥「遠慮しておくよ。ボクは自分が天使だとは思っていない」

    飛鳥「そもそも、二人のように満面の笑みを意識して作るのは得意じゃない」

    梨沙「アタシも別に得意ってわけじゃないけど。なんか楽しいこと考えたら、笑えない?」

    飛鳥「楽しいこと……」

    飛鳥「………」

    飛鳥「ククッ」ニヤリ

    梨沙「どっちかっていうと、天使より悪魔っぽい笑い方ね」

    心「何を考えたのか気になるなぁ」モグモグ

    梨沙「ところで、ハートさんは口をもぐもぐさせて何してるの? なんか食べてる?」

    心「ううん。さっきサクランボ食べたでしょ? あれの茎を舌で結ぶ練習してるの♪」

    飛鳥「サクランボの茎? どうして」

    心「うーん……まあ、オンナを磨くため? 難しいけど、結構夢中になれていいかも☆」

    梨沙「よくわかんないけど、面白いならアタシもやってみる!」

    飛鳥「ふむ」←なんとなくやってみる


    9 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:39:13.14 ID:mRxHqVk7O


    梨沙「ぐぬぬ……結構難しいわね、これ」

    心「でしょ? 器用じゃないとなかなかできないよね」

    飛鳥「………」

    梨沙「ねえ、飛鳥がさっきから無言なんだけど」

    心「よっぽど熱中してるってことだな☆」


    10 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:40:37.19 ID:mRxHqVk7O


    数十分後


    P「ただいまー」

    心「あっ! プロデューサー、ちょうどいいところに♪」

    P「はい?」

    心「見て見て♪ やっと茎を舌だけで結べたの♪」ベー

    梨沙「アタシも!」ベー

    飛鳥「なんとかなるものだね」ベー

    P「はあ……なるほど。いきなり3人とも舌を出してきて、何事かと思いました」

    ちひろ「プロデューサーさん、モテモテですね♪」

    P「そういう意味ではないと思いますよ」

    飛鳥「?」

    梨沙「そういう意味?」

    心「はぁとはそういう意味だったりして」ボソッ


    11 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:41:25.27 ID:mRxHqVk7O


    その日の夕方 事務所の屋上


    飛鳥「………」

    飛鳥「今日は、夕焼けがきれいだ」

    飛鳥(昔から、なんとなく空を見上げる機会が多かった)

    飛鳥(特に、夕焼け空)

    飛鳥(薄暮、トワイライト、黄昏時。昼と夜、彼方と此方の境界が曖昧になり、すべてが溶けて入り混じるような感覚を覚える)

    飛鳥(その感覚が、魅力的でもあり……同時に、怖くもあった)

    飛鳥(自分という存在が形を失い、どこかに消え去ってしまうようで――)


    梨沙「飛鳥。やっぱりここにいた」

    飛鳥「……梨沙」

    梨沙「アンタ、屋上好きよね。何してたの?」

    飛鳥「空を見ていた」

    梨沙「空? ふーん……」

    梨沙「あっ」

    飛鳥「ん?」

    梨沙「今日の夕焼け、きれいじゃない?」

    飛鳥「……ふふ、そうだね」


    12 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:42:02.89 ID:mRxHqVk7O


    心「あ、ふたりともここにいたんだ。探したぞ♪」

    飛鳥「心さんも来たのかい」

    心「飛鳥ちゃん、本当に屋上好きだよねー」

    梨沙「それ、さっきアタシが言った」

    心「ありゃ?」

    飛鳥「それで、ボクたちに何か用かい」

    心「大したことじゃないよ? ただ、一緒に帰ろうかなーって☆」

    飛鳥「ボクは、もう少し空を眺めているつもりだけど」

    心「空? わあ、今日の夕焼けきれいじゃない? 雲の量とか形とかいい感じ!」

    飛鳥「……あぁ、そうだね」

    心「はぁともちょっと夕焼け眺めていこうかな♪」

    梨沙「アタシもそうしようかな」


    13 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:44:48.43 ID:mRxHqVk7O


    飛鳥「コーヒーをタンブラーに淹れてきたんだ。飲むかい」

    梨沙「飲む!」

    心「はぁとも♪」


    飛鳥(……少し前までは、ひとりで空を見上げることが多かった)


    梨沙「にがっ」

    飛鳥「正直ボクも苦いと思っている」

    心「はぁとは別にへーき☆」

    梨沙「スウィーティーじゃないわね」

    心「はぁとはスウィーティーだけど、酸いも甘いも噛みわける大人でもあるから☆」ドヤァ

    梨沙「あ、アタシだってこのくらい平気だし!」ゴクゴク


    飛鳥(今は、誰かと一緒に空を見る機会が増えた)

    飛鳥(それが果たしていいことなのか、悪いことなのか。答えは出ないけれど)


    梨沙「……にがぁ」

    心「ハハハ、うぬにはまだ早いわ☆」

    飛鳥「ふふっ」


    飛鳥(まあ……誰かとセカイを分かち合うことも、悪くないと思っている)



    心「………」

    心「飛鳥ちゃんのエンジェリックスマイル、いただき♪」


    おしまい


    14 : ◆C2VTzcV58A : 2016/10/05(水) 00:47:17.71 ID:mRxHqVk7O


    おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
    ラーメン食べたいしコーヒー飲みたい

    シリーズ前作:二宮飛鳥「楽園からの帰還」 的場梨沙「おかえりー」

    その他過去作
    相葉夕美「花言葉」

    モバP「甘えるいずみん」

    などもよろしくお願いします


    17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします : 2016/10/06(木) 01:09:45.68 ID:xwBk/Cdq0
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